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5スレ目462 462 :枯れた名無しの水平思考:2006/07/25(火) 20 32 37 ID y3xZdZjw0 大豆とちりめんじゃこの炒り煮 http //ip1.imgbbs.jp/read2/DSOryouriNavi/0/70/1.html
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SIDE-A この生活には正直飽き飽きしてる。 毎日全て決められたスケジュールに規律。 自分の部屋にいる時ぐらいしか自分の時間は持てないし。 勝手にお散歩も駄目。 とても窮屈な毎日。 いつも少しだけ刺激を求めてる。 今夜は満月だ。凄く綺麗。 思わず窓を開ける。 月明かりで見渡す景色が優しい光に包まれていた。 あ、のっち。 のっちが一人で門番しとる。つい最近まで二人で門番しとったのに。 真面目のっちのことじゃし、少しは位が上がったんかな。 でも結構暇そうじゃけぇ、あ〜ちゃん会いに行ってあげる。 誰かにバレたらヤバイけど、適当に上に羽織って外へ出た。 門の近くの草むらに隠れてのっちに声をかける。 「のっち」 気付かない。 「のーっち」 まだ気付かん。 もういい。隠れん。 思い切り立ち上がると、のっちは草が擦れる音に気付いてこっちを見た。 「あ〜ちゃ、じゃなくて姫!何でこんなところに!?」 「別にいいじゃろ」 「良くないですよ!しかもこんな夜中に」 「のっち、うちらしかおらんけぇ…敬語はやめんさい」 「でも姫…」 「あ〜ちゃん」 「え…?」 「あ〜ちゃんって呼んで。」 あ〜ちゃんがそう言うと、のっちは顔が真っ赤になってあたふたし始めた。 「…あ、あ〜ちゃん…夜は危ないから、ね」 「そんな赤い顔して言われても何の信用もないわ」 「いや…これはその違うくて…とりあえず城に戻って」 「ここなら何があってものっちが守ってくれるじゃろ?」 「…それはもちろんだけど」 「だったらええじゃろ。あ〜ちゃん暇なんよ。ちょっとぐらい付き合いんさい」 「う…わかった」 のっちの隣に移動する。 ほんのりと月の光に照らされたのっちの横顔は月に負けず劣らず綺麗だった。 「何かのっち顔に付いとる?」 「付いとらんよ。綺麗って思っただけ」 「ちょっと何を言いよるんよ!?あ〜ちゃん今日変じゃ!」 「変で結構メリケン粉ぉーじゃ!折角いいもんあげようと思ったのに」 「えっいい物?」 のっちは餌を目の前にして待てをくらっているような犬に見えた。あほの子みたいじゃ。 「一人で門番任されるようになったお祝いにこれ」 「これ…あ〜ちゃんがこの前気にいっとる言うてたやつじゃけぇ」 そう。蝶の形をした金色のブローチ。 「こんなん貰えんよ」 「貰って欲しいんよ。のっちに。」 のっちはそのブローチをじっと見つめていた。まだ迷ってるみたい。 「それお守りでもあるんよ。のっちはこの国を守る兵士だし、あ〜ちゃんも守ってくれるんじゃろ?ならあ〜ちゃんはお守りいらん。あ〜ちゃんのお守りはのっちなんよ。」 「…」 「じゃから!守ってくれるはずののっちが直ぐ倒されるようじゃ役に立たんけぇ、これ持っときんさい!」 「…わかった。ありがとうあ〜ちゃん」 のっちはやっと受け取るとそれを左胸の内ポケットに付けた。 「なんで表に付けんの?」 「だってーまた長官に何か言われるもん。ただでさえ目付けられてるのに…」 「それはのっちが悪いんじゃろ」 「まぁそうなんだけどね」 苦笑いするのっちが何だか凄く愛おしくて。 「あともう一個あるんじゃけど」 「何?」 「目ぇつぶって」 「うん」 ちゅってほっぺに。 思わずデレが出てしまった。のっちは頬を手で押さえてしばらく動かない。 「おーい、のっち?あ〜ちゃん帰るから」 「……え、あぁうん!おやすみなさい」 「おやすみなさい、あと門番頑張りんさいよ」 「頑張る!!」 ほんまに犬みたいじゃ。今度は尻尾振ってるみたいに見えた。 皆が寝静まった城の中を歩く。するとある一角だけまだ明かりの漏れる部屋があった。 確かここは…大臣のヤスタカの部屋…。 あ〜ちゃんはあんまりヤスタカ大臣は好きじゃないし関わりたくない。 何考えてんのかわかんないし、無口だし。 でも無性にその部屋を覗きたくなった。今思うと本能的な勘のせい。 あ〜ちゃん、本当のことに気付いてしまったんよ。
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「え?!告白してない?」 「うん」 のっち・・・あんたって子は 「あのシュチュエーションで?」 「・・・・・・凹むからやめてよ」 教室で、のっちを追い詰める。あ〜ちゃんがのっちの事を好きになった時点で、あたしの恋は終わった。もともとのっちはあ〜ちゃんの事が大好きだし、・・・悲しいけど、どうしようもない もぅ好きじゃない振りをするしかない 「ゆかちゃん・・・あたしも“今じゃ!”って思ったんよ?思っただけじゃけど・・・」 このヘタレが・・・っ 大体、あ〜ちゃんをおんぶして校内を駆け回ったおかげで、もぅそーゆー噂で溢れかえってる もちろん祝福の声もあるが、そんなのはystk先生くらいのもんで、大多数は・・・ 「で、ゆかちゃんもあたしに相談しますか・・・・」 放課後、ちゃあぽんに会いに行った。だって、あ〜ちゃんに相談するわけにはいかない・・・ 「噂、回ってるでしょ?」 「・・・・・いやな位にね」 「どんな風になってる?」 「いゃー・・・1年生までくると、まともに伝わってるのは一つもないよ」 「やっぱり・・・」 はぁ、あ〜ちゃんやのっちはまだ気付いてないみたいだけど、そんなの時間の問題だ 「ちゃあぽん、1年生は任せたよ」 「いゃいゃいゃいゃ!何言ってんの」 「1年の中ではダントツの人気を誇る、んでしょう?」 「そっちだって、変なファンクラブが発足してるじゃん!」 水掛け論になった 次の日、もう酷いくらいに、噂が広まっているのが分かる・・・。みんなのっちを見つけてはヒソヒソ話。あ〜ちゃんを見つけては嫌な目つきをしている・・・・ 「おはよーかっしー」 のっちは気付いてない・・・アホでよかった 「おはよ、ゆかちゃん・・・今日、何かみんな変じゃない?」 「そう?気のせいじゃない?」 出来るだけ、いつものあたしみたいに言う 「お姉ちゃん、自意識過剰じゃけぇねぇ〜」 「こら!いつの間にそんな口を!」 ちゃあぽんファインプレー!後で飴をあげよう 教室に着くと、さすがにヒソヒソ話も気にならない。と言うか、流石に本人の前ではしない でも、それは“のっちだから”であって・・・あ〜ちゃんのクラスは・・・ 「ゆかちゃん、どうしたの?」 「え?」 「何か変だよ。さっきから“ああそっか”で話し聞いてないよね?」 気がつくともうお昼休みだった 「ごめんごめん」 「ごめんは1回!」 のっちがふざけて言う。・・・・ちょっと癒される 「そんな怒んなくても、ゆかはいっつものっちしか見てないよ?」 本気と冗談、半分ずつ 「・・・・・・・・・」 「どうしたの?のっち?」 「いゃ、ちょっと、照れた」 素直なところが、可愛いと思う 「のっち、ご飯粒付いてる」 言って、のっちのほっぺたにキスした 「ゆゆゆゆゆかちゃん?!?!?!」 ご飯粒なんて、無かったけど 「なんね?」 「・・・・・・・・・」 「口が良かった?」 「ゆかちゃん!!」 「ははははは、のっち、かーわーいーいー」 「もう!」 のっちは真っ赤な顔で、慌ててる。やっぱり、のっちと居るのは楽しい でも、まさか、それをあ〜ちゃんが見てたなんて、ホント・・・予想外デス
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プロフィール りんごと同級生で幼なじみの男の子。フルネームは「ささき まぐろ」。 なんでもソツなくこなすうえに、いろんなシュミを持っているらしい。 声:石狩勇気 ボイス ボイスの種類 ボイスの内容 備考 基本連鎖1 基本連鎖2 基本連鎖3 基本連鎖4 基本連鎖5 キメ連鎖1 キメ連鎖2 キメ連鎖3 キメ連鎖4 キメ連鎖5 TETRIS フィーバーモード突入 フィーバーモードクリア フィーバーモードミス おじゃまおかえし おじゃまダメージ1 おじゃまダメージ2 勝ち 負け キャラクターセレクト
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やまのふじ CV - 洞内愛 気が優しく力持ちで、富士山のような髪型が特徴。語尾に最初のころは「~だモー」途中から「~でごわす」をつけて話す。見事なキャラ崩壊。 食いしん坊で父親は大工仕事が得意。 何かと力仕事が多い獅子じゅうろくの作った車に空気を送ったり3×6=18号にも空気を送った。 通称空気送り
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きちり 本店:大阪市中央区南本町二丁目6番22号 【商号履歴】 株式会社きちり(2000年11月~) 【株式上場履歴】 <東証1部>2014年5月8日~ <東証2部>2013年3月22日~2014年5月7日(1部指定) <大証JASDAQ-G>2010年10月12日~2013年5月23日(上場廃止申請) <大証ヘラクレス>2007年7月6日~2010年10月11日(JASDAQ-Gに指定替え) 【筆頭株主】 平川昌紀社長 【沿革】 当社は、平成10年7月に有限会社吉利を大阪府柏原市に設立し飲食事業を展開しました。その後事業拡大に伴い、平成12年11月に株式会社きちりに改組し、現在にいたっております。 平成10年7月 有限会社吉利を設立し、飲食事業を展開 平成12年11月 株式会社に改組し、商号を株式会社きちりに変更 平成12年12月 大阪市中央区に「Traditional Dining KICHIRI」第1号店となる「和魂洋菜きちり」(「きちり南船場」)を開店 平成13年9月 大阪市中央区に「Modern Japanese Dining KICHIRI」第1号店となる「KICHIRI honmachi」を開店(現Casual Dining CASA KICHIRI 本町) 平成14年10月 神戸市中央区に「Casual Dining KICHIRI」第1号店となる「KICHIRI 三宮店」を開店 平成15年4月 本社を大阪市中央区南本町に移転 平成16年7月 大阪市中央区に「SWEETS&CO.」第1号店となる「SWEETS&CO.心斎橋」を開店(「SWEETS&CO.大丸梅田」へ移転) 平成17年9月 大阪市中央区に「本格酒場 フクリキ」第1号店となる「本町酒場 福力」を開店 平成19年1月 「SWEETS&CO.大丸梅田」を閉店 平成19年2月 「きちり南船場」を閉店 平成19年7月6日 株式会社大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」市場に上場 平成20年6月 「きちり真菜や」第1号店となる「きちり真菜や」を開店。
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大阪市営バス・3系統(地下鉄住之江公園~西住之江~地下鉄玉出~地下鉄西田辺~地下鉄平野~出戸バスターミナル) 3系統 停留所名 エリア 地下鉄住之江公園(ちかてつすみのえこうえん) 大阪南港 南加賀屋四丁目(みなみかがやよんちょうめ) 北島二丁目(きたじまにちょうめ) 西住之江(にしすみのえ) 住之江駅筋(すみのええきすじ) 阿倍野/住吉/平野 浜口西三丁目(はまぐちにしさんちょうめ) 浜口(はまぐち) 住吉公園(すみよしこうえん) 南粉浜(みなみこはま) 粉浜(こはま) 地下鉄玉出(ちかてつたまで) 東粉浜一丁目(ひがしこはまいっちょうめ) 帝塚山中一丁目(てづかやまなかいっちょうめ) 姫松(ひめまつ) 播磨町(はりまちょう) 播磨町一丁目(はりまちょういっちょうめ) 阪南町五丁目(はんなんちょうごちょうめ) 地下鉄西田辺(ちかてつにしたなべ) 山坂三丁目(やまさかさんちょうめ) 南田辺(みなみたなべ) 東住吉区役所前(ひがしすみよしくやくしょまえ) 駒川(こまがわ) 針中野一丁目(はりなかのいっちょうめ) 中野中学校前(なかのちゅうがっこうまえ) 平野区役所前(ひらのくやくしょまえ) 地下鉄平野(ちかてつひらの) 流町(ながれまち) 平野南口(ひらのみなみぐち) 平野公園前(ひらのこうえんまえ) 平野東住宅前(ひらのひがしじゅうたくまえ) 北出戸(きたでと) 喜連東口(きれひがしぐち) 西出戸(にしでと) 出戸バスターミナル(でとばすたーみなる)
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※er 「ちょ・・・の、のっち・・やめ・・・止めぇゆうとるじゃろ! このアホーーー!」 「イタッ」 満面の笑みでうちに飛びついて、ブレーキが完全に壊れているのっち の頭を思いっきり叩いた のっちは口だけ「イタッ」なんてゆうたけど、全然反省してないのが見え見え じゃ。しかもまだうちの上に居る、ニコニコで 「のっち・・・人としてのモラルとか節度とか考えよ?」 「??」 「てゆーか、ここ、生徒会室じゃけぇ。後30分もしたらゆかちゃん来る、さすがにアカンじゃろ、それは」 「30分・・・余裕!」 なに笑顔で親指立てとる、このアホは 「いゃ、うちは余裕違う。のっち、うちのこと好きじゃろ?」 「うん」 「じゃ、止めて」 「えーーーヤダーー」 のっちの顔が近づいてくる。 ああ、あああ ああ、あああ 「ひゃっ・・の、っち、のっち」 「・・・・・あ~ちゃん・・」 いつの間に、のっちはキスが上手く出来るようになったんじゃろ・・・・ うちがぼーっとしてきたのを見たのっちは、うちの制服の中に手を入れ 「そりゃ、パンチっ!!」 させてたまるか 「う・・・」 軽く酸欠になっていたのっちは、リアルなうめき声をあげてうちの上に 覆いかぶさった 邪魔なのっちをゴロンと横にのけて、うちは乱れた制服をキチっとする その後すぐにゆかちゃんが来た。間一髪じゃ ゆかちゃんは全てを悟ったように苦笑いしてた 「・・・・くはっ!あ~ちゃん!!」 のっちが目を覚ました 「あ、ゆかちゃん!聞いてよ、ちょっとチューしただけであ~ちゃんが!」 「ちょっと・・・?」 うちが睨むと、のっちはゆかちゃんの後ろへ行って 「あ~ちゃんが睨む~~」 とか言いながら、ゆかちゃんの服の裾をつかんでる あんまりにウルウルした目で見るから 「じゃあ、のっち今日うちの家に来たらええじゃろ?!最初っからそう すればよかったんよ!そしたらうちも何も言わん!!」 翌日うちは、生まれて初めて自分が言った事に対して激しく後悔した でもまぁ、へにょへにょになっとるうちと、超元気いっぱいののっちを見た ゆかちゃんに、のっちはずーっと説教されてたけぇ、それでおあいこで・・・
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【K】 『どどど、どうしよう』 電話越しにいつも以上に噛み噛みののっちの声。 『なにがー?』 『ほほほっっっっんと、どうしよう』 おもしろいくらい噛みすぎじゃろ。 『だから、何がどうしたんよ?』 『とりあえず電話で上手く話せないから、かしゆか今からうちに来て』 はぁ?自分から掛けといて、なんでゆかが出向かなきゃならないんよ。 『やだ。この雨の中外出たくない。のっちが来んさいよ』 『のっちも濡れるの嫌だよ』 ゆかだって嫌に決まってるよ。 『じゃあ、電話でいいじゃん』 『だから電話じゃ話せないんだよ!!』 なに?逆ギレ?のっちのくせに? ちょっとムカついたから少しキツめに言ってやった。 『だからのっちが来ればいいでしょ!!』 『うー・・・わかったよ。そっち行くから待ってて』 のっちはゆかの言い方にすんなり負けた。 まったく、なんなん? まー、のっちが動揺している原因はきっとあ〜ちゃんだろうけど。 そう言えば、今日一緒に帰るってメールで言ってたな。 なんかあったんじゃろか? なんかあったから、こうやってゆかに電話してきたんだろうけど。 それから20分くらい経って、雨に湿ったのっちがうちにやってきた。 「はいどうぞ」 「ありがと」 ゆかはのっちにタオルと温かい紅茶を差し出した。 「で・・・あ〜ちゃんと、なんかあったん?」 ゆかは早くのっちが動揺してる訳を知りたかったから、さっさと本題に切り出した。 「あ〜ちゃんが暑いのに長袖着てる理由がわかった」 「そう・・・」 「あ〜ちゃん、あの金髪ヤローに傷つけられてる」 「あ〜ちゃんが自分でそう言ったん?」 「ううん。言ってない。転んだって言ってたけど、転んで出来る痣じゃないよ。あれは・・・」 実はゆかも、もしかしたらそうじゃないかと思ってたんよ。 やっぱりだったか・・・。 「でさ、のっちね、そのあ〜ちゃんの痣見て、なんかカーってきちゃって・・・」 怒りに満ちてたのっちの表情が見る見る、赤くなってきた。 「気付いたら・・・あ〜ちゃんの事ギュってしてた」 そう言い切ったのっちはものすごく真っ赤な顔で照れてる。 「ギュって・・・抱きしめたって事?」 のっちはゆかの言葉に首を縦にコクコク振る。 「で、ヤったん?」 「えっ?ヤッたって?何を?」 「 」 ゆかは声を出さず口パクでそれを伝える。 「バッ、バカ!!かしゆか何言ってんの!?そんなんしてないよ」 のっち慌てすぎ。そんなに慌てると紅茶溢すよ。ほら、溢した。そんで慌てすぎて、逆に怪しいぞ。 【N】 「のっちって意外と行動力あるんじゃね」 そう言うかしゆかは、笑ってるような悲しんでるような複雑な顔をしていた。 ほんと、自分でもビックリですよ。 マジで気付いたらあ〜ちゃんが、自分の腕の中にスッポリ入っているんですもの。 しまいには励まさなきゃいけないのはこっちなのに、逆にあ〜ちゃんに気を使わせちゃったし。 頭撫でられちゃったりしちゃったし?ほんと、悲しいくらいヘタレで困っちゃうよ。たはは。 ヤベっ。思い出したら顔から火が出そうなくらい恥ずかしい。 明日、どの面下げてあ〜ちゃんと会えばいいのさ。 だからなんで、かしゆかそんな切ない顔してんのさ。 『のっち!よくやった。偉い!』って褒めてくれたっていいじゃんよ。 【A】 のっちの腕から解かれると、変に照れくさくなってあ〜ちゃんはさっさと出て行ってしまった。 折角のっちが着替えのTシャツ出してくれたのにごめんね。 外はまだ雨が降ってたけど、あれ以上あそこにいたら、のっちに絆されそうになっちゃうと思ったから。 あ〜ちゃんは濡れながら考える。 ゆかちゃんはなぜのっちにあ〜ちゃんの事を話したのか? 別に口止めはしなかったけど、そんな他人にベラベラ話す内容じゃないのに。 のっちに彼の事訊かれたんかな? のっちはなんでさっき「何も出来ない自分が恥ずかしいから」って言ったのか? のっちはゆかちゃんにどんな風に話を聞いたんだろう。 のっちにはまったく関係のない事なのに、どうして自分を責めていたんだろう。 「ハックション!!」 家の前まで来たらくしゃみが出た。 風邪引く前にお風呂に入って身体を温めよう。 湯船に浸かったら、急に睡魔が襲ってきた。 ちょっと早いけどもう寝ようかなって思った23時。 携帯電話が鳴った。 着信はゆかちゃんだ。 『もしもし。ゆかちゃん?』 『あっ!あ〜ちゃん』 『どしたん?』 『ごめんね。あっ、もしかしてもう寝てたん?』 『ううん。まだ起きとったよ』 『そっか、よかった。あのさ・・・』 『うん?』 『これからあ〜ちゃんち行っていい?』 『これから!?もう11時だよ?』 『てか、実はもう家の前までいるんよね・・・』 あ〜ちゃんは二階にある自分の部屋の窓から外を覗く。 そこには携帯を耳に当てたゆかちゃんの姿がたしかにあった。 あ〜ちゃんはゆかちゃんを家に上げた。 ゆかちゃんは家族の皆を起さないように、静かにあ〜ちゃんの部屋へと向かった。 「ごめんね。急に押しかけちゃって。家族の人も迷惑だよね・・・」 「ううん。皆が寝るの早いだけじゃけぇ。ゆかちゃんはいつでもウエルカムよ」 ゆかちゃんは「ありがと」ってばつが悪そうに笑った。 そして「ごめんね」って言った。 あ〜ちゃん今日はなぜか知らないけど、謝られてばっかだ。 【K】 電話じゃなくて、あ〜ちゃんに直接伝えたかった。 「ごめんね」って。 「なにが?」って、あたりまえのように訊いてくるあ〜ちゃん。 「のっちに・・・勝手にあ〜ちゃんの事情話したこと」 「あー・・・そのことね。別に、いいよ。隠してる訳じゃないけぇ・・・」って、あ〜ちゃん言う。 けど、顔には「なんで喋ったの?」って書いてあるよ。 10年一緒にいるゆかはそれくらいの事はわかってるつもりだよ。 「のっちなら、なんとかしてくれると思ったから、喋ったんよ」 「なんとかって・・・なんよ?」 「ゆかに話づらい事があっても、のっちになら言えるって事もあるじゃろ?そういう事じゃけぇ」 「ゆかちゃんに話しづらい事なんてないよ・・・」 あーあ、ゆかダメだな・・・。あ〜ちゃんの事困らせちゃったよ。 ほら、今度は顔に困ってますって書いてある。 「ゆかちゃん・・・余計なお節介じゃ・・・」 あ〜ちゃんの目に涙が溜まっていく。 「あ〜ちゃんは、これ以上ゆかちゃんに迷惑かけたくなかったのに、今度はのっちまで迷惑かかっちゃうけぇ・・・」 「そんな事言わんでよ。うちら親友じゃろ?ピンチの時には助け合うもんじゃろ」 今度はゆかの目に涙が溜まっていく。 「じゃあ・・・この件はもうほっといて・・・」 あ〜ちゃんは涙を溜めた目でゆかを刺す様に見つめる。 「ほっとけないよ!」 ゆかも負けじとあ〜ちゃんを捉える。 「もう、どうしようもない事なんじゃけぇ。うちらがどうこう出来る次元じゃないんよ。わかって、ゆかちゃん・・・」 そう言ってあ〜ちゃんは天使のような笑顔でゆかをなだめた。 いつの間にか、あ〜ちゃんの目からは涙がなくなっていた。 代わりに、ゆかが泣いた。あ〜ちゃんの分まで泣いた。 泣いたら疲れて眠ってしまった。 携帯の待ち受けをみると夜中の1時。 ゆかが起きたのを気付いて、あ〜ちゃんは「電車ないから泊まってきんさい」って言ってくれた。 あ〜ちゃんのベッドで二人で寝る。 二人で同じベッドで寝るのは、中学生以来だ。 あ〜ちゃんから寝息が聞こえてきた。ふと寝顔を見る。 その寝顔を見て、心底自分が嫌んなった。 助けようと思って、した事が逆に苦しめてしまった事。 助けてくれると思ってる人に抱きしめられたって訊いて、ほんの少し嫉妬してしまった事。 ほんと、自分が嫌んなった。そしたらまた、涙が出てきた。 隣には、あ〜ちゃんが寝てるからゆかは声を殺しながら泣いた。 涙と一緒に嫌な自分も流れればいいなって本気で思った。 【A】 ゆかちゃんが泣いてる。肩を震わせて声を殺して泣いてる。 きっとゆかちゃんはあ〜ちゃんのためと思って色々考えて行動してくれたんだと思う。 それはすごく嬉しい。泣きたいくらい嬉しいんよ。 でももうこれ以上ゆかちゃんには、あ〜ちゃんの事で悩まないでほしいんよ。 これ以上足を突っ込むと、ゆかちゃんも辛い目に会いそうで、それがあ〜ちゃんは嫌なんよ。 「ありがとう、ごめんね。ゆかちゃん。大好きだよ」 あ〜ちゃんはそう言って、震えてるゆかちゃんの肩をそっと抱きしめた。 ゆかちゃんの肩は細くて、触れただけでも折れちゃいそうな細さ。 あ〜ちゃんが抱きしめたらゆかちゃんの震えが止まった。 人は優しく抱きしめられると安心するんだね。 あ〜ちゃんは、ゆかちゃんを抱きしめつつ、今日のっちに抱きしめられた事を思い出しながら眠りについた。
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SIDE-N 汗だくになった二人。 眠りについてしまった彼女を横に、 私はとんでもない罪悪感に見舞われていた。 「何しとるんじゃろ…」 いくら彼女から誘ってきたからって。 服の乱れを正しながら、床に置かれたままの携帯をとって彼女に電話をかけた。 SIDE-K ベッドの側に置いた携帯が大きな音をたてて震える。 相手は誰かだいたい想像はついてる。 「もしもし。」 『ゆかちゃん?のっちだけど。遅くにごめん。』 「…かけてくると思った。」 『な、なんで?』 「いいこと…あったじゃろ?」 『いいことって…もしかして』 「皆まで言わさんでよ。」 『でも…』 「そうなるように仕向けたんはゆかじゃけぇ。」 『…』 「ゆかに罪悪感でも感じとるん?」 『そりゃ…もちろん』 ほんとに彼女は…。 少し意地悪したくなる。 「最後までしといて?」 『それは…。ごめん』 「ふふっ、嘘ウソ。だから言ったじゃろ?ゆかが仕向けたって。 のっちがゆかに罪悪感感じることなんてないんよ。」 『でもさ…』 「まだ納得いかんの?成り行きは違うけど、ゆか達あ〜ちゃんと一緒になれたんよ?」 『そうだけど』 「まぁ…ゆか達はそれまでに同じ罪を犯した共犯者じゃけぇ、その罰として夢が叶ってもその間苦しんでも仕方ないんじゃない?」 『罰…?』 「身体を重ねる度のっちは罪悪感を感じて、 ゆかはあ〜ちゃんに自分だけを見てもらえないことに苦しむの。」 『あ〜ちゃんは…それでいいのかな?』 確かに私もそれは思った。でも。 「これはゆかの観察と実験を踏まえた考察なんじゃけど…」 『観察と実験?』 「あ〜ちゃん観察とのっちを使った実験。」 『ち、ちょっと待ってよ!この数日間のことって実験やったん!?』 「実験は実験じゃけど…99%の確信を持った確認のための実験だし。 成功したんだからええじゃろ?」 『無責任な…』 「とりあえずあ〜ちゃんはさ、ゆか達を求めてるんよ。それだけは、確か。」 『そうなの?』 「そーなの。あ〜ちゃんからのっちに仕掛けてきたんじゃないの?」 『えっ、ちょっとなんで知っとるん!?』 「だーかーらー、全部そうなるようにもってったのはゆかじゃー言うてるのに。 …それがあ〜ちゃんからの答えなんじゃないん? もう眠いけぇ、切るよ。」 『え、あ、ちょっと待っ』 まだ彼女の声が聞こえたけど、携帯の電源ごと切った。 そのままベッドに倒れ込む。 これで良かったんだと自分に言い聞かせる。 彼女の異常なまでの独占欲を溢れさせてしまったのは私のせい。 でもね、私一人じゃ彼女は満たされないの。 そんな彼女を愛してしまった共犯者同士、 彼女の歪んだ愛情を共有する代わりに協力してもいいんじゃない? SIDE-A 私はPerfumeが好き。 もちろんそれは他の二人もそうだと思う。 でもきっと二人とは違う、好き。 グループとしての名が世間に浸透していくにつれ、 私のPerfumeへの執着心が強くなっていった。 グループが有名になれば、次はメンバーだ。 今まで挨拶だけで終わっていた人から話し掛けられ、 時にはメアドを聞かれたり、電話番号を聞かれたり。 急に周りの態度が変わり、人間不信になったときもあった。 それからだ。 私は二人に近づいて来る全てを排除したくなったのは。 独占欲なら可愛いものかもしれない。 私の感情はそんな言葉で片付けられるような感情ではない。 もっと黒くて、ドロドロしていて。 私は必死になって、溢れ出しそうになる感情を殺していた。 この感情で大好きなPerfumeを失ってしまったら。 そう考えると冷静な自分を取り戻せた。 でも彼女からの告白はそんな私の感情を抑えていたものを一気に崩壊させた。 『好きにして…いいよ』 この一言を聞いて、私は彼女の何もかもを奪ってやりたくなった。 身体が自然に動いて自分でも驚いた。 そして彼女が果てる前にした私のものになるという約束。 言葉だけの約束じゃ不安で、私はそれから彼女と身体を重ね続けた。 彼女からの愛情は痛い程感じた。 でも、ごめんね。 私はそれだけじゃ満足できなかった。 ある日投じられた疑惑の一石。 私が知らない彼女がいることが許せなかった。 彼女は少なからず自分に好意を抱いていると思っていたから余計に許せなかった。 どうしても私に繋ぎとめたかった。 だから私は彼女のものになることを選んだ。 そしてそれからは彼女の場合と同様だ。 どう考えたって私のやり方はおかしい。 非難されたって仕方ない。 でも私は満足なの。 形は違えど、彼女たちは私と繋がらざるをえない。 これでいい。 Perfumeは私のもの。 誰にも触れさせない。 終わり